2015年から9年間使用したAnker PowerPort5(USB-Ax5)でしたが、先日Apple Watch9を購入したことでUSB-Cに対応した充電器が必要になったため、CIO NovaPort TRIOⅡを購入しました。
まず結論。
今回購入したNovaPort TRIOⅡと旧機種のPowerPort5のスペックの詳細は下記のとおり。
NovaPort TRIOⅡ | PowerPort5 | |
型番 | CIO-G67W2C1A-N2 | A2124512 (ブラック) A2124522 (ホワイト) |
サイズ | 54x40x30mm | 91x58x27mm |
重さ | 109g | 150g |
入力 | 1.6A | 1.1A |
出力 | 最大出力67W | 最大40W |
ポート | USB-Cx2、USB-Ax1 | USB-Ax5 |
詳細なレビューは後ほど、まずは結論から。
USB-A環境を残すために『2C1A(USB-Cx2・USB-Ax1)』を購入したが、『3C(USB-Cx3)』もしくは『3C1A(USB-Cx3・USB-Ax1)』を購入する方がおすすめ。
これが結論。
USB-C1でApple Watch 9(磁気充電ケーブル)、USB-C2でMacBook Air(CIO マグネットシリコンケーブル[液晶ディスプレイ付きモデル])、USB-AでiPhone SE 3とiPad 9世代(Lightningケーブル)を充電することを想定していた。
手持ちの『USB-A・Lightningケーブル』の予備が会社用自宅用と複数あること、iPhone SE 4やiPad 11世代が発売されればUSB-Cに完全移行できるので、このタイミングで『USB-C・Lightningケーブル』を買い増すことが現実的ではないと判断し、USB-Aポートモデルを購入した。
1カ月半使用レビュー【良いところ】
サイズがコンパクト
まず大きさ。
PowerPort5と比較して、NovaPort TRIOⅡはサイズが1/2、重量が2/3になりました。
手のひらに収まるぐらいのサイズになったことで、出張や旅行など出かける際にかさ張ることなく持ち運びが楽になりました。
また直接コンセントに挿すタイプなので、電源コードを省略できることからコンセント廻りもスッキリしました。
出力がパワフル
PowerPort5は5ポートの合計最大出力が40W(1ポート最大出力は12W)、NovaPort TRIOⅡは3ポート使用時の最大出力が60W(USBC単ポート最大出力は67W)です。
PowerPort5は5ポート中3つを使用した時点で、使用出力がすでに上限に近い36Wまで到達するので、4・5ポートを使用すると大幅に充電効率が低下することになります。
その点NovaPort TRIOⅡでは、3ポート使用した状態でもPowerPort5の倍近い60Wの出力を確保でき、複数台のガジェットを一気に充電しても難なくこなせるパワーがある。
きれいな外観
公式では、『粗いシボ加工を施すことで表面に傷がつきにくく、製品をきれいな状態で長く保つことが可能』と紹介されていることに加えて、指紋(手の脂?)がつきにくく、汚れが気になりづらくなっているのもメリット。
実際、ペタッとした素材感よりシボ加工されている方が高級感があるように感じる。
2週間使用レビュー【微妙なところ】
ポートの組合せで性能が左右される
まずは下の表を見ていただきたい。
USB-C2とUSB-A1の組合せで2ポート使用した場合、なぜか最大出力が15Wになってしまう問題。
公式にもきちんと記載されていたのだが、完全に見落としていた。
先日、C2で『MacBook Air』、A1で『iPhone SE 3』を充電していた時、3時間以上経っても『iPhone SE 3』が満充電にならないので調べてみると『C2+A1』の2ポート充電時に致命的なパフォーマンス低下が発覚。
改めてC2につないでいるマグネットシリコンケーブルの液晶ディスプレイを確認してみると、出力が8Wになっていた。
2CではUSB-Cポートが足りない
ケーブルを挿しっぱなしで運用することが前提の話になるが、Apple Watchは毎日の充電が必須で、かつ磁気充電式の専用ケーブルを使用することから、残りの1C1Aをどう振り分けるかの問題になる。
ただし、MacBook Air用に使用しているC2ポートも、今後iPhoneやiPadをマグネットケーブル充電に移行したいため、『C2=マグネットケーブル』が固定になってします。
こうなると、『C2』でMacBook Air・iPhone・iPadの充電を取り合うことから2Cでは心もとない状態になってしまう。
再結論:どういう人におすすめ?
ズバリ!
Apple Watchのような専用ケーブルは使用せず、USB-A環境がしばらく必要な方は『2C1A』がおすすめ。
これが結論。
逆に上記に当てはまるなら『2C1A』以外の選択が正解。
私自身、Apple Watchを購入するまでは3ポート同時充電する機会はほぼなかったので、この環境で十分要件を満たしていました。
補足
CIOでは、自社製品・他社製品を問わずモバイルバッテリーや充電器の回収サービスを行っておられます。
回収特典として、AmazonやMakuakeで商品を購入する際に利用可能な割引クーポンを配付しておられます。
今回のように新しく商品を買い替える際、手元に旧機種が残っているともったいなく感じてしまうのですが、廃棄することなく商品を回収していただけて、さらに新規購入の際に使える割引クーポンに交換していただけるのは素晴らしいサービスだと感じました。
参考まで、回収サービスのURLを記載しておきます。
最後に「本命は3C一択」
USB-Aの選択肢を捨てきれず、今回は『2C1A』モデルを購入したが、将来的にUSB-Cに移行した場合、使用できるのは『2C』の2ポートになってしまい、控えめに言って中途半端な選択になった。どうしてもUSB-Aを残したいのであれば『3C1A』のNovaPort QUADⅡの方が良かったのかも知れない。
ただし、欧州圏内のUSB-Cへ充電規格統一の流れを考えると、『3C』一択が正解のように感じられる。
ちなみに『2C1A』と『3C』の価格差は約100円、『3C1A』との価格差は約300円しかないので、どれを選んだとしても価格的にはあまり変わらないですね。
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